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タネとチエ

4資産均等(GPIF 基本ポートフォリオと同じ構成)

公的年金の積立金を運用するGPIFが採用している構成。長期・分散の実例として参照されることが多い。

これは推奨ではありません

一般に紹介される考え方の「例」として掲載しています。この配分を採用することを勧めるものではありません。

4資産均等(GPIF 基本ポートフォリオと同じ構成) の資産配分
資産クラス配分性質
国内株式25%日本企業の株式。給与収入も日本経済に依存している人にとっては、リスクが重なる面がある。
先進国株式25%日本を除く先進国の株式。時価総額の比率から、実質的には米国株式が大きな割合を占める。
国内債券25%日本国債などが中心。値動きが小さく、株式が下がる局面で相対的に持ちこたえやすい。金利が上がると価格は下がる。
先進国債券25%米国・欧州などの国債・社債。円建てで見ると為替の影響を強く受けるため、名前の印象より値動きは大きい。

期待リターンとリスク(理論値)

期待リターン

3.47%

リスク(標準偏差)

11.40%

約68%の年が収まる範囲

-7.9% 〜 14.9%

約95%の年が収まる範囲

-19.3% 〜 26.3%

下振れの数字を先に見てください

この配分では、20年に1回程度は年間 -19% ほどの下落が起きる前提で計算しています。1,000万円なら -193万円 ほどの増減です。この数字を見て「続けられそうか」を確かめるのが、この表の使い方です。

なお、実際のリターンの分布は正規分布より裾が厚いため、これより極端な年も起こりえます。

資産配分

単位: %

4資産均等(GPIF 基本ポートフォリオと同じ構成) の内訳値は「データを表で見る」の表にあります。

  • 国内株式
  • 先進国株式
  • 国内債券
  • 先進国債券
データを表で見る
資産配分
資産クラス配分
国内株式25.0%
先進国株式25.0%
国内債券25.0%
先進国債券25.0%

この配分の考え方

  • 株式と債券を半分ずつ持つことで、株式だけの構成より値動きが穏やかになる。
  • 配分の根拠と運用実績がすべて公開されており、外から検証できる。
  • 国内債券が株式と逆に動きやすいため、分散の効果が出やすい。

留意点

  • GPIF は「年金財政上必要な利回りを、最低限のリスクで確保する」という固有の目的を持つ主体です。個人の目的とは異なります。
  • 債券を半分持つため、長期の期待リターンは株式中心の構成より低くなります。
  • 国内資産が半分を占めます。日本で働き日本で暮らす人にとっては、収入と資産の両方が日本経済に依存する形になります。
  • ここに出るリスクの数字は、GPIF 自身が公表しているものとは一致しません。4資産のうち外国株式については、公表されている前提値の対象指数が本サイトの区分と一致しないため当てておらず、本サイトの前提で計算しているためです。

計算の前提

期待リターン・リスク・相関の前提値は、来歴が2つに分かれています。国内債券・先進国債券・国内株式は年金積立金管理運用独立行政法人が公表している前提値、それ以外は長期の一般的な水準を参考に本サイトが置いた前提値で、後者には「未確認」と付けています。日本の公的機関が資産クラス別の前提値を公表しているのは伝統的な4資産までで、新興国・REIT・金には公表値がありません。先進国株式については公表値はあるのですが、その対象指数が本サイトの区分と一致しない(新興国を含み、日本を含まない)ため当てていません。また、公表されている期待リターンは4つの経済シナリオごとに示されていて、本サイトはそのうち1つを使っています。シナリオを変えれば数字も動きます。来歴の違う前提値を1つの式に入れているので、配分どうしの差には前提の出どころの差も混じります。前提が変われば計算結果も変わるため、絶対値ではなく「配分を変えたときにどちら向きにどれくらい動くか」を見る目的でご利用ください。

この配分で使っている資産クラスのうち、国内株式・国内債券・先進国債券は公表されている前提値、先進国株式は、本サイトの区分に当てられる公表値が無いため本サイトが置いた前提です。資産クラスごとの内訳はアセットアロケーションのページに一覧で出しています。

期待リターンは各資産の期待リターンの加重平均(Σwᵢμᵢ)、リスクは相関を考慮した√(wᵀΣw) で計算しています。相関が低い資産を組み合わせるほど、リスクは加重平均より小さくなります。

ほかの配分と比べる

アセットアロケーションの一覧で、すべての配分例の期待リターンとリスクを横並びで見られます。

並びは一覧と同じで、評価の順位ではありません。ここに挙げたどれかを勧めるものでもありません。

配分は置いたあとも時間とともにずれます。ずれをどう扱うかは見直しとリバランスにあります。

出典

  1. [1]年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)「基本ポートフォリオの考え方(新しいタブで開きます)」(利用条件: 著作権法上の引用・転載等の範囲で利用可。出典の記載が必要(新しいタブで開きます))