口座を開く
口座開設は、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単です。ただ、選択肢の名前が分かりにくいので、そこだけ整理しておきます。
解説
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必要なもの
- マイナンバーが確認できるもの(マイナンバーカード、または通知カード+本人確認書類)
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 銀行口座(入出金に使う)
- メールアドレス
ネット証券なら、スマートフォンで書類を撮影して申し込めます。開設まで数日から2週間ほどです。
選択肢の意味
| 選択肢 | 意味 | 一般的な選び方 |
|---|---|---|
| 特定口座(源泉徴収あり) | 証券会社が損益を計算し、税金も天引きしてくれる | 確定申告が不要になるため、多くの人がこれを選ぶ |
| 特定口座(源泉徴収なし) | 証券会社が計算はするが、納税は自分で行う | 他の所得との関係で調整したい場合 |
| 一般口座 | 損益の計算も自分で行う | 通常は選ぶ理由が乏しい |
| NISA口座 | 運用益が非課税になる口座。1人1口座 | 課税口座と同時に申し込めることが多い |
NISA口座は1人1つだけ
複数の金融機関で同時にNISA口座を持つことはできません。金融機関の変更は年単位で可能ですが、手続きが必要です。取扱商品と積立の設定のしやすさで選ぶことになります。開いたあと、最初にやること
- 入金する(銀行からの自動入金を設定できる場合はそれが楽です)。
- 積立の設定をする。金額と、引き落とし日と、買う商品を決めます。
- 「分配金の受取方法」を確認する。積立期は「再投資」を選ぶのが一般的です。
- 通知の設定を見直す。値動きの通知を切っておくと、見すぎるのを防げます。
続けるコツは、判断を減らすこと。
なぜ: 毎月「買うかどうか」を決めていると、下がった月ほど買えなくなります。自動引き落としにすると、その判断自体が発生しません。意志の力に頼らない設計のほうが長続きします。
勤務先の制度も確認する
口座を開く前に、勤務先の制度を確認しておくと無駄がありません。企業型確定拠出年金(企業型DC)がある場合、掛金は会社が出しており、商品は自分で選びます。
企業型DCが預金のままになっていないか
入社時に商品を選ばないと、元本確保型(定期預金など)に置かれたままになっていることがあります。長期の資産形成のための制度なのに預金のままだった、というのはよくある話です。一度確認してみてください。- マッチング拠出: 会社の掛金に上乗せして自分でも拠出できる制度。掛金は全額所得控除。
- 財形貯蓄: 給与天引きで貯蓄する制度。住宅財形・年金財形には非課税枠がある。
- 従業員持株会: 奨励金が出ることが多い一方、勤務先に収入と資産の両方が依存する点に注意。
手続きの前で止まってしまうとき
「あれば」のところで止まる
- 問 口座を開く手続きは、スマホで書類を撮るだけなのか
- 答 申し込みそのものは短い時間で終わることが多いようです。本人確認の書類と、マイナンバーが確認できるものがそろっていれば、その場で申し込みは完了し、あとは開設の連絡を待つ形になります。
- 問 その「あれば」がいちばん重い。カードがどこにあるかを探すところから始まるのではないか
- 答 そこが抜けていました。「手続きが軽い」というのは書類がそろっている人にとっての話で、そろえるところは数に入っていませんでした。最初にやることは申し込みではなく、書類を集めるところからだ、という順番のほうが実際に近いと言えます。
- 問 書類をそろえて申し込めば、それで終わりなのか
- 答 開いたあとにも止まりやすいところが残ります。入金、積立の設定、分配金の受け取り方の3つです。そこまで進めないと、口座はあるのに何も動いていない状態になります。