こまった人を、みんなで たすける
保険と、そなえのしくみ
小学校 高学年45分
起きるか どうか 分からない けれど
「明日、自転車が こわれる」と 分かって いる 人は いません。けがを する 日も、火事が 起きる 日も、前もっては 分かりません。でも、起きた ときには、一度に 大きな お金が いる ことが あります。自転車を 直す お金。病院で はらう お金。めったに 起きないのに、起きると 大へんです。
一人で ためて おく やり方を 考えて みる
では、一人で ためて おけば よいのでしょうか。よい ところも、こまる ところも あります。よい ところ。ためた お金は、ぜんぶ 自分の ものです。何も 起きなければ、べつの ことに 使えます。だれかに たのまなくても、自分だけで 用意できます。こまる ところ。いくら ためれば よいのかが 分かりません。起きるか 分からないのに、大きな お金を おいて おきます。その お金は、使われないまま のこります。
みんなで 少しずつ 出して おく
そこで、べつの やり方です。みんなで 少しずつ 出して、一つの 箱に 入れて おきます。こまった ことが 起きた 人に、その 箱から まとめて わたします。じゅぎょうでは、お金の かわりに カードを 使います。30人が 10まいずつ 出すと、箱には 300まい 集まります。その 年に こまった ことが 起きたのが 2人なら、1人あたり 150まい わたせます。10まい 出した 人が、150まい 受け取る ことが あります。これが、保険と いう しくみです。
受け取らなかった 人は、そんを したの?
出した 人 みんなが 受け取る わけでは ありません。多くの 人は、何も 起きないまま 1年が すぎます。「出した ぶんは むだだったの?」と 思うかも しれません。見方は 二つに 分かれます。一つめ。出した ぶんは、自分では 使えなく なりました。ほしい ものを 買う ことも できません。何も 起きなかった 人の 手もとには、何も のこりません。二つめ。出した ぶんは、こまった 人の ところへ 行きました。その 人も、1年の あいだ「何か 起きても 何とか なる」ところに いました。次に こまるのは、自分かも しれません。そんを したと 思うか、思わないか。あなたは どちらですか。
税金と にて いる けれど、同じでは ない
税金の お話でも、みんなで 支え合う しくみが 出て きました。集め方は にて います。ちがうのは、集めた お金が どこへ 行くかです。税金は、学校や 道路の ように、みんなが 使う ものに なります。保険は、こまった ことが 起きた 人に まとめて わたします。
みんなが 入って いる しくみが ある
日本に すんで いる 人は、病気や けがの ための 保険に、みんなが 入る ことに なって います。だから 病院で はらうのは、かかった お金の 一部だけです。のこりは、みんなで 出して おいた お金から はらわれます。小学生の うちは、住んで いる ところに よって、はらう ぶんが もっと 少なかったり、はらわなくて よかったり します。自分で えらんだのでは なく、生まれた ときから その 中に います。大人が 自分で えらんで 入る 保険も、べつに あります。
先に 知って おくと、落ち着ける
こまった ことが 起きた とき、いちばん こわいのは、どうすれば よいか 分からない ことです。学校で けがを したら 保健室が あります。先生にも 話せます。急な 大きな けがや 火事の ときは、119番に 電話を します。こどもでも かけられます。家の 人や 先生に 話せば、使える しくみを 知って いる ことも あります。ぜんぶを 自分で 調べなくて かまいません。一人で かかえこまなくて よい。それだけ おぼえて おいて ください。
ふりかえってみよう
読みおわったら、自分で たしかめてみましょう。紙に 印刷したときは、しるしを つけても いいです。ぜんぶに しるしが つかなくても だいじょうぶです。もう一度 読んでも いいし、先生や おうちの人に 聞いても いいです。
- 起きるか どうか 分からない ことに、前もって そなえる しくみが あると 話せるかな。
- 出した 人 みんなが 受け取る わけでは ない、と いう ことを 自分の 言い方で 言えるかな。
- こまった ときに だれに 話すか、一つ 言えるかな。
もっとくわしく
このお話のつづきを、大人むけにくわしく書いたページがあります。そなえの 話を、大人の ページで 読む
タネとチエ https://tanetochie.com/kids/insurance-and-helping/