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タネとチエ

もうけと、危なさは、セットでやってくる

ふれはばと もうけ

小学校 高学年45分

リスクは「危ない」ではなく「ふれはば」

お金の話に出てくる「リスク」は、「危ない」という意味ではありません。「答えが どれくらい ばらつくか」という意味です。上にも下にもふれる、その ふれはばのことです。

うまい話には、うらがある

大きくふえるかもしれないものは、大きくへるかもしれないものでもあります。これは「だいたい そうだ」という話ではなく、しくみとして そうなります。「ぜったいにもうかる」と「たくさんもうかる」は、いっしょには成り立ちません。

ふえも へりも しないふえるへるふれはばが 小さいものふえるへるふれはばが 大きいもの
上に ふれる分だけ、下にも ふれます。大きくふえるかもしれないものは、大きく へるかもしれないものでもあります。

だから、こう考える

「ぜったいにへらないで、たくさんふえる」と言われたら、それは うそか、何かをかくしています。ここを知っているだけで、だまされにくくなります。

分けると、ふれはばが小さくなる

たまごを1つのかごに全部入れて運ぶと、ころんだときに全部われます。10このかごに分けておけば、1つ落としても、われるのは10分の1です。お金も同じで、1か所にまとめないで分けておくと、1つがだめでも、ぜんぶがだめにはなりません。これを分散と言います。

分けるのは、めずらしいやり方

ふつう、ふれはばを小さくしようとすると、もうけも小さくなります。ところが「分ける」やり方だけは、もうけをあまり小さくしないまま、ふれはばを小さくできます。お金の話で、こんなに都合のよいものは あまりありません。

1つのかごに ぜんぶぜんぶ われた10このかごに 分けるわれたのは 1こだけたまごの数は、どちらも10こで同じです。ちがうのは、分けてあるかどうかだけです。
1つのかごに ぜんぶ入れると、ころんだとき ぜんぶ われます。分けておけば、われるのは 1こだけです。

ふりかえってみよう

読みおわったら、自分で たしかめてみましょう。紙に 印刷したときは、しるしを つけても いいです。ぜんぶに しるしが つかなくても だいじょうぶです。もう一度 読んでも いいし、先生や おうちの人に 聞いても いいです。

  • お金の 話に 出てくる「リスク」は、ふれはばの こと。そう 言えるかな。
  • 大きく ふえるかもしれないものは、大きく へるかもしれない。そう 言えるかな。
  • 1か所に まとめないで 分けると、ふれはばが 小さくなると 言えるかな。

もっとくわしく

このお話のつづきを、大人むけにくわしく書いたページがあります。リスクって何かを、大人むけに読む