所得控除
課税所得を減らす仕組み。iDeCoの掛金、生命保険料、医療費などが対象です。軽減額は課税所得の水準(限界税率)によって変わります。
しょとくこうじょ制度・税
なぜそうなっているのか
税額そのものを直接減らす仕組み(税額控除)ではなく、税率をかける前の金額を減らす形になっているのは、負担できる力の差を課税所得の側で表しているからです。この作りの帰結として、同じ額を控除しても、税率の高い人ほど軽減額は大きくなります。有利・不利の話ではなく、段階的な税率の上に控除が乗っている構造からそうなります。だから「いくら控除されるか」だけでは効果が決まらず、自分の課税所得の水準とあわせて見ることになります。
誤解しやすいところ
控除された額がそのまま戻るわけではありません。減るのは控除額に税率をかけた分の税額で、控除額そのものではありません。「掛金が全額所得控除」でも、掛けた額の全部が返ってくるという意味ではありません。
あわせて読む語
- 課税所得かぜいしょとく(ページ)税額を計算する元になる金額。給与だけの場合、年収から給与所得控除を引き、さらに各種の所得控除を引いた残りです。源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引いた額にあたります。
- iDeCoいでこ(ページ)個人型確定拠出年金。掛金が全額所得控除になり、運用益も非課税。受取時は退職所得控除・公的年金等控除の対象になります。
- 退職所得控除たいしょくしょとくこうじょ(ページ)退職金やiDeCoを一時金で受け取るときに、課税対象から差し引ける金額。20年までは年40万円、超過分は年70万円です。
- 年末調整ねんまつちょうせい(用語集の一覧)給与から天引きされてきた所得税を、1年分の正しい税額に精算する手続き。勤務先が行います。iDeCoの掛金を給与天引き以外で払っている場合は、届いた払込証明書をここで提出します。